雑記

(Twitterに書くには長すぎる感想)

幽劇を観てきたよ その5 思い出したこと

思い出した!よかったところを思い出した~!と思って連続投稿。

大したことじゃないんですけど。

 

キャラクターたちの名前の話。

幽霊たちの現世での忘れ物たちとの対になってる感がね、好きでした。下らない言葉遊びが好きなオタクです。

 

ダイとショウ

、あとdieを掛けてるのかなと思いました。血は繋がってなくとも兄弟っぽくてとてもよき。

 

シンと井木

死んでいる」と「生きている」を掛けているのかなと思いました。

 

メッツとボウ

これはわかりやすく滅亡から取ったんだと思うんですけど。死・死の可能性もあるか。でも滅亡からとっていて、二人でようやく一人前っぽい感じだと嬉しいです。ここのコンビが割と好き。

 

イクオとセイジ

これだけ本当にわからないんだけど育成から取ってる?生きると生きるだとしたら、この二人には光しかない…光属性の二人だ。でもそうなるとメッツとボウは闇属性の二人になってしまう…そんなはずはない……

 

そういうネーミングセンスだからこそ、もっとガッツリコメディ路線でドタバタやって欲しかったところはある。西暦2030年のギャングなんだから刀とか要らない…サイレンサー付の銃で心理戦…コメディからかけ離れるから騙されたときの反応を大袈裟にして…まったく別の話が一本書けそうだな。マイナス方面から創作意欲が刺激されるのはさすがに悲しい。

 

あと、細かいところで「ショウ体をつきとめる!」とか「それがお前(ショウ)の本か!」とか「気に戻れ、ショウ!」とか言ってたの毎回笑いを堪えるのが大変だった。

多分意図的に入れてると思う…寒いオヤジギャグなんだけど寒すぎて逆に笑えてきちゃうのと、周りが誰も笑ってないのがまた笑えてきちゃうやつ。

もし意図的に入れたわけじゃないなら、普通に語感が悪いので変えた方がいいと思います!

 

桃仙と神上は何かあるのかな~…浮かばないな。

 

 

以下、また愚痴みたいな感じだから嫌な方はどうぞ読まないで下さいね。

 

構成というか脚本について思い出したこと

 

ガッツリネタバレなんですけど、ダイがショウに対して「お前の弱さが桃仙に付け入る隙を与えた」みたいなことを言うシーンがあってですね。

その時点でダイはショウが桃仙に操られてるってわかってそうなセリフじゃないですか。

でもね、その後何手か殺陣を経てショウを倒し「そうか、わかったぞ。ショウを操っていたのはお前だな、桃仙!」って言うんですよ。

桃仙「やっと気付いたか」

わたし「それな????」 桃仙こんなセリフなかった、完全にわたしの心の声だった

さっき気付いてたっぽかったじゃん!何かそれっぽかったじゃん!

 

わかっていたけどダイって結構アホなキャラだと思う。あんな、この世の男性美を詰め込んだ彫刻のようなビジュアルなのに。(どうでもいいけどわたしはケンチさんのことを精巧に作りすぎたせいで動き出してしまった彫刻だと思っています)

まあキャラクターとしては高校も出てないっぽいものね。でも、あまりにも見た目が研ぎ澄まされていて(主観)全然人情味を感じないんだよね。

あの見た目で、最初の方は「俺は好きにやらせてもらう」なんて言ってたのに、イクオの後輩であるセイジが大会前に暴力を振るわれ足を痛めるところでは「許さねえ」とか言っててキャラがブレブレ。

これだけキャラが薄っぺらいと、ただただ顔と身体が最高な男じゃねーかありがとな

 

 

本当に、深く考えるとドツボに嵌まってずぶずぶ心が闇に染まる舞台だと思いました。

一週間前に少年社中の『モマの火星探検記』を観劇したのですが、宇宙空間と地上での出来事が交互に起こるのに、シーンの切り替えや時系列が大層わかりやすかったので、脚本とか演出は大事なんだろうなあと思いました。

(そもそもモマは宇宙飛行士の毛利さんが原作小説を書かれているので、脚本の組み立て方とかは違うかもしれないけど)(でもキャラクターにも厚みを感じた)

終わった後、あそこはもっとこうして欲しかった、というのもほとんどなかったし。チケットも7800円でそんな変わらないし。

 

ストーリーを見せるための舞台じゃなかったんだろうなって思いました。

多分ね、観に来たお客様の「お目当て」の方のかわいいところや格好いいところを見せるための舞台だったんだよ。そう思えばまあ、それに7,000円出すもんな。何回も言うけどビジュアルが最高なんだよ!!ってな。喜んで諭吉を投げつけて3000円のおつりを貰いますとも。

作品の目的がストーリーなんだって売り方をしたいんだったらそれは違うだろってなる。(ちなみにわたしはDVD買うか悩んでる。だって推しがずっと映ってるわけじゃないし一番好きなシーンが他の人のアップだったりしたらたまらない。あとN田殺陣は映像で見ても全然楽しくない。)

これが本当に面白くて最高のストーリーだと思っているなら、才能がな…一旦落ち着いて原作ありきの脚本を立てることから練習して欲しい。できれば2.5みたいな漫画原作じゃなくて、小説や絵本のようなやつで。

ちゃんと軸になるキャラを定めて、スポットを一人に当てて丁寧に作ってみて欲しい。出演者全員ファンが多そうだからとりあえず全員出番を増やそうみたいなところあった。全員にちゃんとストーリーがあるんだよってしたかったんだろうし、それは悪くないんだけど、バランス考えて~!って感じ。ダイとショウ、神上と桃仙にスポットを当てたいなら尺の配分一緒にしちゃあかんやろ。

まあ推しがたくさん出てきてくれるのは目の保養になるから有難いし嬉しいからいいんだけど。もうこっちがそういうテンションで観てしまっているので、一生懸命演じている役者のみなさんに罪悪感すら抱き始めた千秋楽。

あと、ケンチさんの役ゴリ押しされてたら多分若手俳優ファンの方々の間でめっちゃ炎上しそうだからこれくらいで良いんだけど、せめて他キャラの過去に関するエピソードでリーダーっぽく関わらせて全体をまとめるポジションにすべきだっただろ。

主演だからって別に一番目立たなくてもいいけど、ストーリーの軸にはなっててほしかった。本当にブレッブレ。

桃仙が主演っていうのも見かけたけどそれもまた違うし、ショウも違うと思う。(腐った意味じゃなく、ショウは誘拐・洗脳系のヒロイン枠)

 

たとえばラスト近くの、桃仙が放った実体化幽霊たちにそれぞれの「忘れ物」が襲われているシーンで、一人ずつ出て来るんじゃなくて、四人で出てきて「ショウのことは俺たちに任せろ!お前はこいつを守ってやれ!」とか「後から追いかけて来いよ!」とかって三人、二人、減っていってひとりでショウと対峙するとかの方が、4人は仲間なんだ!ダイはリーダーなんだ!っていうのが出てよくない?

シンと井木のシーンにダイがいて、「クズ科学者が」みたいなことをダイが言って、それに対して「こんなやつじゃ…こんなやつじゃなかったんだ!」みたいな反論あった方が人間性が出てよくない?

まああんまり書くと、わたしの妄想が二次創作になっちゃうからこの辺にするけど。

 

起承転結の順番が、承起転承転結みたいな感じだからわかりづらいっていうのもあるか。出だしで殺陣持ってきて話を若干ぐだぐだにするのN田っぽい~!!

もう文句ばっかりになってきたので閉じますが、本当にそれぞれの推しを観る分には最高の舞台だと思う~まあキャラクターが解釈違いだったりしたら死ぬけど。

まあでも大体みんな格好良い系で、腐媚…かわいこぶりっ…可愛い系には可愛い系が宛がわれていたし、いいのかな。井阪くんの役だけは受け入れて貰えるのかわかんないけど。わたしは馬鹿キャラ好きじゃないけど一周してかわいいと思ったよ。

 

さ~千秋楽行ってきます~!

幽劇を観てきたよ その4 千秋楽に向けて

主観を取り除いたら感想じゃないと気が付きました。まあほぼ愚痴なんですけど。

 

前の記事で演出について、

「実体化中を表現する火がすぐ消えてしまって~」というような記載をしましたが、二階席から全体を鑑賞したところ背景に炎の映像が出てました。わたしの観察力不足です。

(でもやっぱりキャストの方に集中している間はわかりづらいと思うので、照明色の切り替えが個人的には理想の演出だなと思いました。)

 

今日は運営についての感想を書きたいと思います。

 

1.「情報出すの遅すぎない???

スタンド花に関する問い合わせをしてらっしゃる方がいらして、すっかり頭から花のことが抜け落ちていたわたしはありがたくその回答待っていたんですけど。

初日が8月17日で、8月13日お知らせ掲載。花受付なし。

これ花OKだったとしても、スタンド花取扱店の中にはお盆休みに入っていたところもあるのでは。16日には劇場着ってなったら中2日でしょ…特注のデザイン頼めないかもしれない。というかわたしの使っているお花屋さんだと無理。

そして20日の神宮花火についてもこの日にお知らせ。まあこれは規制とかの情報がまとまったのがこの日だったのかもしれないけど。と思って「神宮花火 交通規制」って検索をかけたら首都高速の公式は8月7日にお知らせ出してるわ。

キャストのツイートをRTするより先にやることやってくれ。

 

2.退場の導線が甘い

劇場1階と2階を繋ぐ階段は二つあるのですが、終演後片方の階段はグッズ列とするため2階席から降りるのは片方の階段に集中する。

その階段は1階席から劇場外に出る階段に続いているので、めっちゃ詰まる。上手く説明できないんだけど、そりゃ1階の人が降りてる階段に合流しようとするんだから進みは鈍くなるよなって話である。

わたしの記憶にある昔の青年館よりロビーが狭い気がするのが悪いのかな。2階にもアンケート回収BOXとDVD予約用紙置くテーブルあったか覚えてない…あると信じたい。

 

3.アナウンスが少ない

今回の客席を埋めているのは、ケンチさんのファンだけじゃなくて他のキャストさんのファンもいると思う。そしてケンチさんが好きというよりEXILE橘ケンチが出てるなら観るか、みたいな、LDHのファン。

たぶん一番マナーが悪いのは最後のLDHのファンだと思う。前のめり観劇とか。

あと盗撮・録音もあったっぽい。二階席で入ったとき、最前列の人が係員に声を掛けられていたけどガン無視してた。絶対聞こえているのに聞こえないふりしてるのが不気味だったし、その注意している声は大きくないけど雑音として聞こえてくるから集中できないし(既に開演して舞台の上では役者さんがお芝居してた時間ね)。それをしていたのがケンチさんのファンなのか他キャストの方のファンなのかはわからないけども。

お話に聞く限り刀もテニスもファンのマナーあまりよろしくないらしいし。まあLDHも言えた話じゃないからそこはほんと五十歩百歩な気はする…。

ちなみにわたしは高橋くんが近くに客席降りしてきたときに悲鳴のような声を上げた人と三浦くんが近くに客席降りしてきたときに悲鳴のような声を上げた人がいたので、耳がちょっと痛かったのでその二人のファンの方は苦手です。私怨です。

(まあ出演者としては声が上がった方が嬉しいんだとは思うけど。)

話がだいぶ逸れて愚痴になってしまいましたが、まあとにかくいろんなファンの方がいらっしゃるし、もちろん初めて観劇される方だっていらっしゃっただろうにアナウンスがほんと少ない。

携帯切るとか帽子取るとか背中は座席につけるとか上演中のお喋りは禁止とか。後ろにいた刀ファンのお姉さま方、カテコ中だろうと喋らないで欲しかったな!ケンチさんが!喋ってんの!!

でも別の日は他キャストさん(味方くんだったかな)が喋ってるときにケンチさんファンかLDHファンの人がくっちゃべってたからもうほんと五十歩百歩。どんぐりの背比べ。

まあ一番の地雷案件はケンチさんと毎週ラジオしてるえぐざいる加入前からの付き合いの男(このひともえぐざいる)が観劇中携帯いじっていたことと、それを「落ち着きなくそわそわしてる感じがかわいかったw」ってツイートしちゃうお花畑ファンがいることなんですけど~!!!

そういう馬鹿もいるので、マナーの周知徹底は運営さんに頑張って頂くしかないんだなあ。

ちなみにLDHの公式Q&Aにはこんなものもあるんだよ

m.tribe-m.jp

 

愚痴しかないのかって書いてて思うんだけど、やっぱり好きな人が出ている舞台に関しては「最高だった!」って思えなかった時点で「ここはこうして欲しかった!」「こうすればもっと良かったと思う!」が出て来るのが普通だと思うので。

ビジュアルは最高だった!!!!

 

 

おまけ○構成について思い出したこと

 

舞台の構成っていうかストーリーの構成になるのかな。その1で書いたストーリーを読み返して頂ければわかるんだけど、

セイジが県大会決勝前日に怪我

→ショウは井木へ一週間後までにと薬を発注

→メッツ、ボウの夢に入る

→回想シーン

→セイジ県大会(翌日)

→ショウが今日中に仕上げろと言い始め、日付が変わる直前に完成

→メッツ、ボウと夢の中で話す(翌々日)

ボウ寝過ぎじゃない??????????

丸一日以上寝てますけど。最初はさらっと流したけど回を重ねるごとにこの気持ちが強くなったので、ちょっと何とか理屈をつけたい。誰かお願いします。いや本来なら制作サイドの仕事なんだけど。

 

 

愚痴しかないのか?って言われたらそういうわけではもちろんなく。

何度も言うけど推しのビジュアルが最高!スーツ最高!ヘアメイクありがとう!

割と評判の良い殺陣は非現実的なN田殺陣だから好きじゃないんだけど!(ちなみにわたしは轟音→BASARA→テニミュって2.5に入ったからN田殺陣は散々見てきたよ)

ギャグは基本的に白けた目で見てしまうんだけど、ボウ(井阪くん)が王燐会から足を洗うところと井木(伊万里くん)の独り言やら何やらは結構好き。

あらやんさんの下ネタまがいのあれはこのタイミングで需要あるの?

 

待ってあと他にもいいところあった、あったけどぜんぜん思い出せない…

とりあえず

幽霊の常識を覆す、とびきり明るくてワルなゴーストギャングたちがあの世とこの世の両方で大暴れする!そして、それぞれの「後悔」をテーマに、死を超えた繋がりを描く誰も見たことのない痛快スタイリッシュ“ゴースト”ギャングエンターテイメント!

 という謳い文句には意義ありかな~。まあ推しのスーツ姿に7,000円課金できるオタクには良いと思う。わたしは課金できる。明るくてワルなゴーストギャングはいなかった。

個人的に野球大会の司会をしていたケンチさんがとても

www.youtube.com

これを彷彿とさせたので好きです。たぶんケンチさんファン大体これ思い出したんじゃなかろうか。

でもまあ、今回の舞台を観て他キャストのファンの方が「ケンチさん素敵だった!秋からツアーあるんだ!行きたい!」ってなる感じはなかったな。良くも悪くも推しが映える舞台って感じ。つまり推しがいない人は一回観たらまあ満足する舞台なんじゃないでしょうか。

言葉は悪いけど、正直ストーリー把握するより推しのケツ追っかけてた方が楽しい。推しは真剣にお芝居してるんだけど脚本が薄っぺらいから何も響かないんだもの。どの回だったか忘れたけど、同じ列の二個か三個隣だった方であらやんさんのシーンで泣いてる方いて「え、あ、マジで?!」ってなった。

設定の作りこみが甘くて腐オタに優しいHiGH&LOWって感じ。そういえば今度HiGH&LOWについても暇つぶしがてら感想を書こうと思います。

繰り返し観ることで、わたしみたいに文句をダラダラ垂れ流してしまうオタクも多いんじゃないかな。どうかな。

 

幽劇 感想 でツイート検索してみたら「スーツで殺陣する○○くん格好良かった」か「脚本がクソ(意訳)」って感じがほとんどで、まあみんな感じるところは一緒だな!と思いました。

(ケンチさんファンがハイローに絡めたツイートしててうげっとなったり、刀ミュファンが今回出てないキャストさんに絡めたツイートしててゲロっとなったりしたけども)

 

あと全然関係ないんだけど三浦くんの捨て紙、字が汚すぎてびっくりした。

幽劇を観てきたよ その3 二回目以降編

相変わらず主観しかない感想

 

●キャストについて

初日、二日目、四日目と観劇しましたが、三浦くん以外は声聞きやすくなってた気がする。

四日目は、花火大会に関するアドリブを入れてる人が多かったけど、たまに対応しきれてないアドリブがあったから、無茶ぶりだけじゃなくて最低限の打合せもして欲しいな。推しじゃなくても、滑ってるの見ると心が苦しい。

 

●演出について

「式札が燃えている間だけ実体化できる」っていう説明にあわせて舞台の奥で火が燃えるんですけど、その火結構すぐ消えちゃうんですよね。

火が燃え尽きてもまだ実体化してるんだと思うんだけど、火は消えてるの。設定どこいった。防災面で難しかったのかもしれないけど、実体化中だけ照明の色を変えるとか背景にライティング入れるとか、何かしら出来たと思う。特にメッツとダイの実体化シーンは明らかに10秒越えてたから、お話の中では10秒くらいの出来事だったんやでって客に提示するためにも区別が出来る描写にすべきだったでしょう。とわたしはおもう。

 

●キャラクターについて

冒頭あたりで、ダイがショウに向かって

「何が王燐コンツェルンだ!きたねえ手使いやがって!それがお前の目的か!だとしたら俺は、何としてでも必ずお前を殺す!」

みたいな台詞言うんですけど。最後まで弟を信じたくてウダウダしてたダイがそんなこと言うかな?初見のときは何も思わなかったけど、一回見てダイってこういう人間かなって思い描いたキャラクター像とこの台詞が合致しなくてすごい違和感。

終盤ショウのことを「本当はあんな奴じゃねえんだ!」とか言ってたよね。庇ったり殺したり、サイコパスかよ。

サイコパスといえば、霊界の門を開いた後ショウが「俺に頭上がんねえな、生き返らせてやったんだからよ!」ってダイに言うんだけど、そのまま切りかかるからね。生き返らせたのに殺すって何でだよ。

そもそも桃仙は何で4人を上手いこと騙して部下にしなかったんだろう。強い幽霊なら部下にしちゃえばよかったのにね。4人のことは桃仙が殺したも同然だけど、本人たちはショウに殺されたって思ってるわけだし。

わたしだったら式札集める係として部下に任命したくなっちゃうな~。

全体的にみんな情緒不安定か?まあ幽霊ってふらふらしてるもんな。

 

●構成について

回想シーンまとめてやったところと、初代王燐会会長の葬式シーン以外のちょっとした回想について、間の取り方がへたくそなのか、わたしの時間感覚がおかしいのか、はたまた構成がへたくそなのか、わかりづらいと感じるところがあった。

カミジョウのおやっさんをショウが刺すシーンなんだけど、あれ一瞬だけ差し込まれた回想シーンだよね?前後の繋がり的にたぶんそうだと思うんだけど、差し込み方が雑すぎて。

他にも構成で気に入らなかったところはあったと思うんですが、思い出せないのでまた見てきて思い出したら、運営に対して思ったことと併せその4として書こうと思います。

 

どうしてもストーリーとかキャラクター解釈に重きを置いてぶうぶう文句を言ってしまいますが、推しのビジュアルは本当に好きです。

記憶力があまりないので、作品として「ここがよかった!」というところがあまり思い出せないんですけど、終わった後推しのビジュアルに全力の拍手を送ってはいる。

客降りは別に沸かないんですけど、まあ皆様楽しそうだし良いんじゃないでしょうか。

幽劇を観てきたよ その2 初日編

ここからは主観しかないです。

 

初日(17日)の感想。

 

●キャストについて

 

高橋くん:声が割れてる。普通に聞こえたときもあるので、たぶんわたしの耳との相性が悪い。

荒木さん:声が割れてる。炎上の件があったのでそこは仕上げて来いよと思った。

三浦くん:声が割れてる。声変わり?ってくらいひどい。叫ぶとガラッガラ。

 

●ストーリー・設定について

メッセージ性が皆無ですね。この舞台は何が言いたかったんだろう。友情?努力?勝利

 

1.桃仙が線路に飛び込んだ理由が謎

ショックで自殺というより復讐を目的として自殺したっぽいんだけど、桃仙は死後の世界があると知っていたの?だとしたら宗教にハマってたってこと?だとしたらどちらかというとそれを理由に破門になっててもおかしくないよね~って失笑。

オカルト信仰していた描写もないし、本当に何で死後の世界を愚直に信じて自殺できたんだ。死んだ理由を自殺以外にすべきだったと思う。

 

2.幽霊4人の関係性が謎

ダイはギャングのリーダーなんだっけ?ってくらいリーダー感皆無。好き勝手やるぜ~って雰囲気だけど、それでも他3人がくっついていくからまあまあ慕われてんのかな?くらいのイメージ。リーダーとしての懐の広さが感じられない。

一応ギャングっていうか街を守る青年団みたいな感じのものを組んだっぽいけど。かっこつけてギャングとしよう。まあ田舎の青年団とかヤンキーだらけらしいしね。

しかし、そもそも他3人はギャングなの?

野球やめてグレてたところをダイに声掛けられて仲間入り、とかって話もなかったよね。ガードマンをクビになってたところを拾われた、とかもないよね。シンに至っては井木が庇うレベルの会社持ってたよね。

じゃあ、カミジョウのおやっさんが殺されたタイミングで出会った4人なのか?というとそれも違うっぽいんだよな。

ショウが四人の気配を感じたときに「てめえらそっちでもつるんでんのか」みたいなことを言うから。ちゃんと4人は仲間らしい。

大体、高校出たばっかくらいのイクオとダイ、絶対年齢差あるでしょ。最年少とリーダーなんだからその関係性をわかりやすくするためにも体育会系敬語使わせるとかしないと、やりとりから察することができる関係性が希薄すぎる。行間読みたくても読めない。

 

3.終わり方がありきたり

ええ~戻るんかい。

個人的には「幽霊のせいで死んだお前達は、幽霊の力で生き返るべきだ」ってカミジョウさんに言われてちょっと悩んで欲しかった。し、それでも「いや、俺たちは死んだ人間だ!」って意地を張って欲しかった。

そして霊界に戻ろうとしたら門が閉じちゃっててずっこけて欲しかった。どうせ内容ないんだからそれくらい振り切れて欲しかった。あとケンチさんのずっこける姿が見たかった。

で、まあ仕方ないから円若の代わりにこの鳥居とこの街を守ってやるか、みたいな感じで大団円すればよかったんじゃないかな~と思います。ちょっと気まずそうにそれぞれを引き止めた相手に会いに行くところまで描いてくれたら完璧だけど。

 

4.後輩の甲子園って強い未練かな

いまいち納得ができなかった未練は、イクオの未練かな。だって自分で選んだ結果だし、それでセイジが野球を続けられるならそこまで未練はなかったんじゃないかな。

イクオは死んでからセイジが甲子園に進めそうなことを知ったし、高校がなくなるかもしれないっていうのはイクオたちが死んでから急ピッチで決まった話だし。

まあ人によって価値観というのはそれぞれなので、これがイクオにとってものすごい未練だったんだ、って言われたらそれまでだけど。そんな未練のある後輩だったら甲子園に出れるかも!っていうことくらい知っててもおかしくないと思うんだよな~。

この辺の解釈が深い方に是非解説を伺いたいところです。

 

以上が初日見て感じたこと。とにかく推しのビジュアルが最高だったので。7000円出す価値はあったな~と感じました、初日は。

幽劇を観てきたよ その1

こんにちは。

幽劇を観劇してきたので、感想を書こうと思いブログを開設いたしました。

まずは簡単に、今回観劇に至るまでの経緯を書かせてください。

 

わたしはいわゆるニチアサが好きで、そこからミュージカルテニスの王子様(以下テニミュ)を観始め、そこから推しができ、2.5だったりニチアサだったりストレートプレイだったりをうろうろしていました。東宝系はあんまり。

ひょんなことから二次元にハマり、そこで知り合った人に勧められLDHのいかついお兄さんたち(EXILE)のことを認識しました。

テニミュを好きな人なら大体知っている三代目青学海堂役のあれこれがあったのと、そもそも合コンやら同窓会やらでEXILEを歌う男が大体「バラード歌えちゃう俺カッコイイ!」だったのと、周りにいたEXILE好きがバイト先の高卒フリーターくらいだったのでとても馬鹿にしていたため、最初のうちはずっと聞き流してたんですけど。

2月に発売されたEXILE THE SECOND(以下セカンド)のSUPERFLYという曲とそのMVがとっても好みだったんだ。新しい推しができました。

追記 どうせなら見てくれ

www.youtube.com

 

そこからHiGH&LOWを観たり、セカンドのライブに行ったり(転げ落ちたのがツアー終わる前だったのは幸運だった)、同じ事務所のヒップホップグループが好き!ってなったり、そこそこ楽しい毎日を過ごしていた6月のこと。

橘ケンチ(以下推し)舞台『幽劇』主演決定!

というニュース。わ~、ハマって初の舞台だ。生でお芝居観れるの嬉しいな~。

それくらいの気持ちで開いてびっくり。2.5から距離を置いていたわたしでも観たことがある(というか友達が推してる)刀やらテニスやらのキャストがずらり。

しかもネルケ。わかってたけど。

 

なぜネルケってわかっていたかと言いますと、LDHのアジア系を統括するLDH Asiaの代表がネルケ代表の松田氏なんです。

ちなみにわたしの推しはLDH Asiaのスタッフです。英語、北京語、韓国語を勉強した明治大学理工学部卒のハーフ顔純日本人です。

だから、MOJOネルケだったのにも納得したし、例の海堂役でごたごたあった人がネルケの舞台に立ったことはまあ一つの区切りだったのかもなって思っています。余談です。

とにもかくにも、推しが出るなら行きたい。他のキャストは興味ないけど、今後2.5関係の友達と会ったときに話のネタにはなるし。

そんなことを考えながら詳細を見ていたところ「演出:東京クリエイティブ連合」の文字。なんだこれ。

Twitterが荒れに荒れました。なんだこれの嵐。最終的に制作であるRUPから岡村の名前が出てきてさあ大変。あの人の『ちるらん』での暴挙はまだ記憶に新しいですし。

そこから推しが最推しじゃないお花畑LDHファン(以下fam)による「わたしたちで劇場埋める」発言で何故か推しまで叩かれそうになるし勘弁してくれ案件でした。

それでも推しが出るしとチケット掻き集めたけど、結局2階席とか定価割れで叩き売りされててわろた。観れるだけ良いじゃんって思うんですけど、これは1階席のチケット持っている人間が言ったところで嫌味ですね。2階席も出たけど。

 

前置きが長くなりましたが、そんな経緯でわたしは日本青年館に足を運びました。

そんな人が書く感想です。

 

以下ネタバレ。というか登場人物と結構きっちり書いたストーリー(オチまで書いたよ)。

 

◆登場人物(霊…死んでる、生…生きてる)

ダイ(霊) …推し。ギャングの頭という設定らしい。

ショウ(生) …有澤くん。ダイの弟。黒髪赤メッシュ。

メッツ(霊) …田中くん。元ガードマン。脚が長い。

ボウ(生) …井阪くん。ショウに雇われた用心棒。馬鹿。

イクオ(霊) …多和田くん。金属バットが武器。

セイジ(生) …三浦くん。さわやか高校球児。

シン(霊) …高橋くん。黒髪白メッシュの二刀流

井木(生) …伊万里くん。ショウに雇われた科学者。白衣に眼鏡。

桃仙(霊) …荒木くん。霊王らしい。

謎の男(霊) …和泉さん。白髪混じりの中年ビジュアル。

円若(霊) …味方くん。やかましい神主。

 

◆ストーリー

 生きている人のこの世、成仏した魂の行き着くあの世、そして成仏していない魂がさまよう霊界。霊界にやってきたばかりのダイ、メッツ、イクオ、シンの四人は、何かを求めて襲ってくる霊をとりあえず返り討ちにしていた。敵を倒すと紙に変わる。たまに、キラキラと輝くカードに変わる。それが何かも知らないまま、彼らはとりあえず敵を倒していた。

 強い霊が現れたという噂を聞きつけて、桃仙がダイたちの様子を見に来るも、顔を覚えてさっさと退散。入れ違いでやってきた、現世にある鳥居を修復したい神主・円若がダイたちに紙(捨て紙)とカード(式札)の違いについて語る。「式札」を使うと、十秒程度だが現世で実体化ができるという知識と、現世への未練が強いほど霊界での力は強いという情報を得る。

 四人の未練は王燐コンツェルンにある。全員、王燐コンツェルンの社長・ショウに殺されたのだ。ショウには頭脳である井木、手足であるボウ、資金源である市長がいる。彼らを潰してショウの戦力を殺ぐ作戦をダイ以外は計画。ダイはとにかくショウをぶった切りたい様子。

 市長はある高校を潰して廃棄物処理工場を建て、資金を捻出しようとする。その高校はイクオの母校であり、グラウンドではセイジが甲子園を目指していた。明日の決勝を勝ち抜けば甲子園出場らしい。そこへ、ブルドーザーがやってくる。高校の校長が売却書類にサインし、早速着工したのだ。

 工事中断を求めるセイジに、明日の試合で勝てたらグラウンドくらいは残すと約束する市長。しかしその直後、ショウはセイジの脚を思いっきり踏みつけた。折れたかもしれないレベルで踏みつけた。その痛みを隠し、部員たちに明日勝てば希望が残ることを伝えるセイジ。部員たちは安心して帰ろうとするが、イクオはセイジの脚を心配し、どうにかして部員たちに気付かせようとする。「捨て紙」を使い、何とか部員たちを引き戻すことに成功するがセイジの意思は固く、彼の決意を尊重したイクオはその場を去る。

 その頃、王燐コンツェルンの出資する研究所では、井木がガリレオ福山雅治を意識しながら実験を重ねていた。シンはその様子をじっと眺める。シンと井木は、小中高と首席を争うライバルだった。井木の昔の夢は世界を救うような薬を作ること。しかしショウは彼に新種の危険ドラッグの開発を依頼していた。金のためにショウと手を組んだ井木に絶望したシンは「捨て紙」を使ってあれやこれやと邪魔するが、現実主義・理論主義の科学者である井木には通用しなかった。

 用心棒であるボウはショウの依頼を受け、王燐コンツェルンの邪魔になるグループに殴りこみをかけていた。その際、井木の開発した危険ドラッグの試作品を酒で流し込み、絶大な力を得ていた。ボウは元々はメッツの相棒で、心優しい馬鹿な男だったという。どうにかして彼を止めようとするメッツは、「捨て紙」を飲ませることでボウと夢の中で会話することを試みる。

 ここから回想シーンに入る。

 捨て子同士支えあって暮らすダイとショウ。万引きしたショウを叱り付けるダイ。「カミジョウ」という男の出資で高校に進学することを決めたショウと、その男に世話になりすぎていることに頭を悩ませるダイ。仲間を作って家を出るダイと、引き止めるショウ。

 ボウの居眠りにより現金輸送車の中の王燐コンツェルンの金が盗まれる大失態を犯したメッツは、ボウとチームを組むのをやめる。ボウはボウで、一人でも生きていけると飛び出していく。

 井木は大切な研究データを王燐コンツェルンに渡していた。それをシンに問い詰められると、王燐研究所に就職することにしたという。シンの会社を潰すと脅された井木は、彼を庇うために自分の研究と頭脳を王燐に差し出すと決めた。井木には好きなように研究を続けて欲しかったシンは彼を怒鳴りつけ、二人の間には亀裂が走った。

 イクオは、学校の教師を殴って野球部を退部になった。その教師はセイジの妹に何かをした(もしくはしようとした)ので、イクオとセイジが殴りこんだのだ。しかし、処罰を受けるのはイクオだけ。「あのクソ教師はお前の妹に何もしていないし、妹も何もされていない。俺がムカついたから殴っただけで、お前はあいつを殴ってない。」ということで教師陣と話をつけてきたイクオに納得はいかないものの、甲子園という夢を託されたセイジは野球ボールと一緒にその場を去る。

 一方で、ショウは実体化した桃仙と密会を重ねていた。また、桃仙は部下に命じ式札一万枚を手に入れようとしていた。しかしその桃仙を探す謎の男が、霊界を彷徨っていた。

「ショウは、あの日から変わっちまった。カミジョウのおやっさんを殺したあの日から――」

 なんとショウはこの四人だけじゃなくカミジョウという男も殺していたらしい。回想によると高校の学費まで出してくれた人にも関わらず、だ。

 シーンは変わり、県退会決勝。セイジは最後の打者を抑えれば甲子園出場というところまできていた。脚の痛みは限界だが、相手は2年前にイクオからホームランを打った男であるため、他の誰かには任せられないという。その熱意を感じた仲間たちはセイジを信じてポジションに戻る。マウンドのセイジは痛みで視界が霞むほどになっていた。最後の一球、どうしても投げさせてやりたいイクオは実体化し、セイジの腕を掴んで投げさせる。ストライク、バッターアウトで甲子園出場が決まった。優勝したセイジは、イクオが「捨て紙」を使って伝えようとしたことを拾い上げて、ヒーローインタビューで市長の暴挙や、試合前の暴力を告発した。

 一方で、井木は霊媒師を雇い念の為除霊を行う。インチキ除霊師だったのか、シンは変わらず研究室にいた。変わらず研究を続けている井木は、理解を超えた超常現象として理論を組み立て、シンが室内にいるという結論に至る。見えてもいないシンに向かって語りかけながら、現在作っているドラッグの化学式を書いていく井木(ただし画面には数式、演出しっかりしろ)。シンはそれを見て、バイオテクノロジーを使った新種の薬品(枯れた土地でも植物が育つようになる薬)だと気がついた。井木は王燐コンツェルンの資金を使って世界を救う薬を作ろうとしていた。

 しかし、研究室を訪れたショウに本当に危険ドラッグを作っているのかと問いかけられ、疑われていることに気がついた井木。日付が変わるまでに完成させろと言われる。完成するには時間が足りないと判断したシンは研究データを持って逃げるべきだと考えるが、井木は研究する手を止めない。貧乏だった井木にとって、現在の恵まれた研究環境は千載一遇のチャンスだった。研究に対する情熱を知っているシンは、呆れながらも彼を見守る。文句や指摘をしても実体化しないと通じない。最後の数分となったとき、井木は赤青二択の決断を迫られる。「赤だ!」井木の判断を誤とみたシンは、実体化し青の薬品を調合。薬は見事完成した。

 メッツはボウの夢の中で話していた。薬をやめてほしい、王燐みたいなヤクザな仕事は向いてないからやめてほしい、お前は優しくていいやつだと説得するメッツ。王燐をやめたらまた一緒にいてくれるかと問うボウに、死んだから無理だが、見えなくても傍にいてやると約束するメッツ。

 目を覚ましたボウは、頼まれていた殴り込みに出掛ける。夢の中で伝えた自分の言葉が伝わっていなかったことに愕然としたメッツは、実体化してぶん殴ってでもボウを止めると宣言。しかしメッツの実体化直前に薬が切れたボウは敵チームに拘束されそうになった。そのまま実体化したメッツは敵を追い払ってから、ボウのことを殴りつける。胸倉を掴んで説教している最中に時間が切れたが、メッツの言葉を理解したボウはショウからの依頼を断り足を洗うと宣言した。

 ショウと桃仙の密会現場を目撃したショウは、激昂して実体化しショウに切りかかる。そこへ円若、メッツ、シン、イクオがやって来るが、倒すことなく時間切れを迎えた。戦いの最中、一瞬だけ見せた表情を信じたいダイは、ショウに殺された日のことを思い出す。カミジョウの遺体を運ばされたイクオとメッツ、殺しの濡れ衣を着せられたシン、そしてショウが真犯人だと信じたくないダイはショウを問い詰める。ショウは自分ではない、殺した瞬間の記憶がなく気がつけばナイフを握って立っていたと語る。じゃあ誰なんだと憤るダイに、俺が殺したんだと自棄になって叫ぶショウ。ダイはショウに殴りかかり、説教しながら何度も殴る。

「お前は何もわかっちゃいない」

 突然様子の変わったショウはそう呟くと、懐から拳銃を取り出しダイ、メッツ、シン、イクオを撃ち殺した。それを思い出したシンたちは気味悪そうにショウの様子がおかしかったことを語る。ダイも、あのとき何故ショウが自分たちを殺したのか理解できずにいた。

 そこへ、桃仙がやって来る。すると円若が寝返り、使われていなかった式札を桃仙に献上した。そのままダイを倒そうとする桃仙に、謎の男が切りかかる。その男の顔を見た桃仙は驚き、今やるのは得策ではないと判断して身を引いた。その男の顔を確認したダイも驚く。彼は、ダイとショウの恩人であり、ショウが殺した男――王燐会先代会長・カミジョウだった。

 王燐会初代会長の時代、その息子である桃仙と腹心であったカミジョウは親友のような存在だった。しかしその会長が死に、桃仙を王燐会から破門にするという遺言状で桃仙は狂う。全てを父親にささげ、父のため、街のため、王燐会のためにと尽力してきたのに何故だと叫び、会長の亡骸に飛びかかろうとする桃仙にカミジョウは銃を向けた。二代目会長として、初代会長の葬式を汚されたくなかったのかもしれない。

 それを受け、更に怒りを増幅させた桃仙はこの世の全てを破壊し、この世の全てを手に入れてやると言って夜行列車の走る踏み切りに飛び込み、自殺した。

 そんな因縁があるので桃仙を追っているのだというカミジョウは、今日が満月だと気付く。桃仙は霊界と現世を繋ぐ霊界の門を開こうとしているのかもしれないと察したカミジョウは、ダイたちと共に鳥居へ急いだ。

 ショウが修理をさせた鳥居を見て喜ぶ円若を、桃仙は刀で貫く。鳥居の門番である神主がいては邪魔になるからだという。鳥居に一万枚の式札を貼り付け、黒鳥居と化したそこに霊界と現世を繋ぐ門が開いた。幽霊たちに街を破壊するよう指示した桃仙もまた、現世に蘇った。

 鳥居に到着したダイたちは、倒れた円若を見つける。裏切った円若を詰りながらも、事情を聞いた一同は桃仙を追うことを決意。円若は自分の式札で霊界の門を封印して欲しいと言い残して姿を消す。残ったのは四枚の捨て紙だった。

 霊界の門は、開いた者の霊力によって支えられているため、桃仙を倒せば閉じる。桃仙は自分がと名乗り出たカミジョウに彼を委ね、ダイたちはショウを追った。その途中で、霊に襲われるセイジをイクオが、井木をシンが、ボウをメッツが助ける。幽界の門を通って現世に戻ると実体化できるのだ。

 ショウの居場所を突き止めたダイは、再び彼に切りかかる。しかし時折見せる表情が昔のショウを彷彿とさせた。しかし桃仙がやってくると完全にダイのことを殺すつもりで刀を振るう。そんなショウを倒したダイは、彼が桃仙によって操られていたことを悟った。しかし、メッツたちの協力で桃仙を追い詰めたダイの刀の前に、カミジョウが飛び出した。

 桃仙の代わりに刺されたカミジョウに、桃仙は動揺する。そんな桃仙に、カミジョウは初代会長の意思を伝えた。やさしすぎる桃仙に王燐会を背負わせるのを拒んだ会長は桃仙のことを破門にしたのだと。その事実にショックを受けながらも、ショウたちが王燐会としてこの街の未来を作っていくのだと悟った桃仙は現世への未練がなくなったため成仏する。

 そして閉じ始めた門に向かうカミジョウ。このまま現世に残れば生き返ることができるという。決断を迫られたダイは、霊界に戻るという。一度死んだ人間だからと。引き止めるショウやイクオ、ボウ、井木に背中を向け、四人はやることがあると言って門に向かった。円若が遺した「捨て紙」を使って、門を封印しなければならないのだ。

「俺たちの幽劇は終わらねえぜ!」

 

【とりあえずの感想】

打ち切り漫画か。早く終わってくれ。

 

構成メモとかとってないから桃仙とショウの密会タイミングがちょっと違うかもしれません。似過ぎてるし突然はさんでくるんだもの・・・

あと、自分の中で気に食わなかったところの扱いが雑だなって書き出してみて思いました。

次の記事で、このストーリーをもとに感想書きます。