雑記

(Twitterに書くには長すぎる感想)

幽劇を観てきたよ その1

こんにちは。

幽劇を観劇してきたので、感想を書こうと思いブログを開設いたしました。

まずは簡単に、今回観劇に至るまでの経緯を書かせてください。

 

わたしはいわゆるニチアサが好きで、そこからミュージカルテニスの王子様(以下テニミュ)を観始め、そこから推しができ、2.5だったりニチアサだったりストレートプレイだったりをうろうろしていました。東宝系はあんまり。

ひょんなことから二次元にハマり、そこで知り合った人に勧められLDHのいかついお兄さんたち(EXILE)のことを認識しました。

テニミュを好きな人なら大体知っている三代目青学海堂役のあれこれがあったのと、そもそも合コンやら同窓会やらでEXILEを歌う男が大体「バラード歌えちゃう俺カッコイイ!」だったのと、周りにいたEXILE好きがバイト先の高卒フリーターくらいだったのでとても馬鹿にしていたため、最初のうちはずっと聞き流してたんですけど。

2月に発売されたEXILE THE SECOND(以下セカンド)のSUPERFLYという曲とそのMVがとっても好みだったんだ。新しい推しができました。

追記 どうせなら見てくれ

www.youtube.com

 

そこからHiGH&LOWを観たり、セカンドのライブに行ったり(転げ落ちたのがツアー終わる前だったのは幸運だった)、同じ事務所のヒップホップグループが好き!ってなったり、そこそこ楽しい毎日を過ごしていた6月のこと。

橘ケンチ(以下推し)舞台『幽劇』主演決定!

というニュース。わ~、ハマって初の舞台だ。生でお芝居観れるの嬉しいな~。

それくらいの気持ちで開いてびっくり。2.5から距離を置いていたわたしでも観たことがある(というか友達が推してる)刀やらテニスやらのキャストがずらり。

しかもネルケ。わかってたけど。

 

なぜネルケってわかっていたかと言いますと、LDHのアジア系を統括するLDH Asiaの代表がネルケ代表の松田氏なんです。

ちなみにわたしの推しはLDH Asiaのスタッフです。英語、北京語、韓国語を勉強した明治大学理工学部卒のハーフ顔純日本人です。

だから、MOJOネルケだったのにも納得したし、例の海堂役でごたごたあった人がネルケの舞台に立ったことはまあ一つの区切りだったのかもなって思っています。余談です。

とにもかくにも、推しが出るなら行きたい。他のキャストは興味ないけど、今後2.5関係の友達と会ったときに話のネタにはなるし。

そんなことを考えながら詳細を見ていたところ「演出:東京クリエイティブ連合」の文字。なんだこれ。

Twitterが荒れに荒れました。なんだこれの嵐。最終的に制作であるRUPから岡村の名前が出てきてさあ大変。あの人の『ちるらん』での暴挙はまだ記憶に新しいですし。

そこから推しが最推しじゃないお花畑LDHファン(以下fam)による「わたしたちで劇場埋める」発言で何故か推しまで叩かれそうになるし勘弁してくれ案件でした。

それでも推しが出るしとチケット掻き集めたけど、結局2階席とか定価割れで叩き売りされててわろた。観れるだけ良いじゃんって思うんですけど、これは1階席のチケット持っている人間が言ったところで嫌味ですね。2階席も出たけど。

 

前置きが長くなりましたが、そんな経緯でわたしは日本青年館に足を運びました。

そんな人が書く感想です。

 

以下ネタバレ。というか登場人物と結構きっちり書いたストーリー(オチまで書いたよ)。

 

◆登場人物(霊…死んでる、生…生きてる)

ダイ(霊) …推し。ギャングの頭という設定らしい。

ショウ(生) …有澤くん。ダイの弟。黒髪赤メッシュ。

メッツ(霊) …田中くん。元ガードマン。脚が長い。

ボウ(生) …井阪くん。ショウに雇われた用心棒。馬鹿。

イクオ(霊) …多和田くん。金属バットが武器。

セイジ(生) …三浦くん。さわやか高校球児。

シン(霊) …高橋くん。黒髪白メッシュの二刀流

井木(生) …伊万里くん。ショウに雇われた科学者。白衣に眼鏡。

桃仙(霊) …荒木くん。霊王らしい。

謎の男(霊) …和泉さん。白髪混じりの中年ビジュアル。

円若(霊) …味方くん。やかましい神主。

 

◆ストーリー

 生きている人のこの世、成仏した魂の行き着くあの世、そして成仏していない魂がさまよう霊界。霊界にやってきたばかりのダイ、メッツ、イクオ、シンの四人は、何かを求めて襲ってくる霊をとりあえず返り討ちにしていた。敵を倒すと紙に変わる。たまに、キラキラと輝くカードに変わる。それが何かも知らないまま、彼らはとりあえず敵を倒していた。

 強い霊が現れたという噂を聞きつけて、桃仙がダイたちの様子を見に来るも、顔を覚えてさっさと退散。入れ違いでやってきた、現世にある鳥居を修復したい神主・円若がダイたちに紙(捨て紙)とカード(式札)の違いについて語る。「式札」を使うと、十秒程度だが現世で実体化ができるという知識と、現世への未練が強いほど霊界での力は強いという情報を得る。

 四人の未練は王燐コンツェルンにある。全員、王燐コンツェルンの社長・ショウに殺されたのだ。ショウには頭脳である井木、手足であるボウ、資金源である市長がいる。彼らを潰してショウの戦力を殺ぐ作戦をダイ以外は計画。ダイはとにかくショウをぶった切りたい様子。

 市長はある高校を潰して廃棄物処理工場を建て、資金を捻出しようとする。その高校はイクオの母校であり、グラウンドではセイジが甲子園を目指していた。明日の決勝を勝ち抜けば甲子園出場らしい。そこへ、ブルドーザーがやってくる。高校の校長が売却書類にサインし、早速着工したのだ。

 工事中断を求めるセイジに、明日の試合で勝てたらグラウンドくらいは残すと約束する市長。しかしその直後、ショウはセイジの脚を思いっきり踏みつけた。折れたかもしれないレベルで踏みつけた。その痛みを隠し、部員たちに明日勝てば希望が残ることを伝えるセイジ。部員たちは安心して帰ろうとするが、イクオはセイジの脚を心配し、どうにかして部員たちに気付かせようとする。「捨て紙」を使い、何とか部員たちを引き戻すことに成功するがセイジの意思は固く、彼の決意を尊重したイクオはその場を去る。

 その頃、王燐コンツェルンの出資する研究所では、井木がガリレオ福山雅治を意識しながら実験を重ねていた。シンはその様子をじっと眺める。シンと井木は、小中高と首席を争うライバルだった。井木の昔の夢は世界を救うような薬を作ること。しかしショウは彼に新種の危険ドラッグの開発を依頼していた。金のためにショウと手を組んだ井木に絶望したシンは「捨て紙」を使ってあれやこれやと邪魔するが、現実主義・理論主義の科学者である井木には通用しなかった。

 用心棒であるボウはショウの依頼を受け、王燐コンツェルンの邪魔になるグループに殴りこみをかけていた。その際、井木の開発した危険ドラッグの試作品を酒で流し込み、絶大な力を得ていた。ボウは元々はメッツの相棒で、心優しい馬鹿な男だったという。どうにかして彼を止めようとするメッツは、「捨て紙」を飲ませることでボウと夢の中で会話することを試みる。

 ここから回想シーンに入る。

 捨て子同士支えあって暮らすダイとショウ。万引きしたショウを叱り付けるダイ。「カミジョウ」という男の出資で高校に進学することを決めたショウと、その男に世話になりすぎていることに頭を悩ませるダイ。仲間を作って家を出るダイと、引き止めるショウ。

 ボウの居眠りにより現金輸送車の中の王燐コンツェルンの金が盗まれる大失態を犯したメッツは、ボウとチームを組むのをやめる。ボウはボウで、一人でも生きていけると飛び出していく。

 井木は大切な研究データを王燐コンツェルンに渡していた。それをシンに問い詰められると、王燐研究所に就職することにしたという。シンの会社を潰すと脅された井木は、彼を庇うために自分の研究と頭脳を王燐に差し出すと決めた。井木には好きなように研究を続けて欲しかったシンは彼を怒鳴りつけ、二人の間には亀裂が走った。

 イクオは、学校の教師を殴って野球部を退部になった。その教師はセイジの妹に何かをした(もしくはしようとした)ので、イクオとセイジが殴りこんだのだ。しかし、処罰を受けるのはイクオだけ。「あのクソ教師はお前の妹に何もしていないし、妹も何もされていない。俺がムカついたから殴っただけで、お前はあいつを殴ってない。」ということで教師陣と話をつけてきたイクオに納得はいかないものの、甲子園という夢を託されたセイジは野球ボールと一緒にその場を去る。

 一方で、ショウは実体化した桃仙と密会を重ねていた。また、桃仙は部下に命じ式札一万枚を手に入れようとしていた。しかしその桃仙を探す謎の男が、霊界を彷徨っていた。

「ショウは、あの日から変わっちまった。カミジョウのおやっさんを殺したあの日から――」

 なんとショウはこの四人だけじゃなくカミジョウという男も殺していたらしい。回想によると高校の学費まで出してくれた人にも関わらず、だ。

 シーンは変わり、県退会決勝。セイジは最後の打者を抑えれば甲子園出場というところまできていた。脚の痛みは限界だが、相手は2年前にイクオからホームランを打った男であるため、他の誰かには任せられないという。その熱意を感じた仲間たちはセイジを信じてポジションに戻る。マウンドのセイジは痛みで視界が霞むほどになっていた。最後の一球、どうしても投げさせてやりたいイクオは実体化し、セイジの腕を掴んで投げさせる。ストライク、バッターアウトで甲子園出場が決まった。優勝したセイジは、イクオが「捨て紙」を使って伝えようとしたことを拾い上げて、ヒーローインタビューで市長の暴挙や、試合前の暴力を告発した。

 一方で、井木は霊媒師を雇い念の為除霊を行う。インチキ除霊師だったのか、シンは変わらず研究室にいた。変わらず研究を続けている井木は、理解を超えた超常現象として理論を組み立て、シンが室内にいるという結論に至る。見えてもいないシンに向かって語りかけながら、現在作っているドラッグの化学式を書いていく井木(ただし画面には数式、演出しっかりしろ)。シンはそれを見て、バイオテクノロジーを使った新種の薬品(枯れた土地でも植物が育つようになる薬)だと気がついた。井木は王燐コンツェルンの資金を使って世界を救う薬を作ろうとしていた。

 しかし、研究室を訪れたショウに本当に危険ドラッグを作っているのかと問いかけられ、疑われていることに気がついた井木。日付が変わるまでに完成させろと言われる。完成するには時間が足りないと判断したシンは研究データを持って逃げるべきだと考えるが、井木は研究する手を止めない。貧乏だった井木にとって、現在の恵まれた研究環境は千載一遇のチャンスだった。研究に対する情熱を知っているシンは、呆れながらも彼を見守る。文句や指摘をしても実体化しないと通じない。最後の数分となったとき、井木は赤青二択の決断を迫られる。「赤だ!」井木の判断を誤とみたシンは、実体化し青の薬品を調合。薬は見事完成した。

 メッツはボウの夢の中で話していた。薬をやめてほしい、王燐みたいなヤクザな仕事は向いてないからやめてほしい、お前は優しくていいやつだと説得するメッツ。王燐をやめたらまた一緒にいてくれるかと問うボウに、死んだから無理だが、見えなくても傍にいてやると約束するメッツ。

 目を覚ましたボウは、頼まれていた殴り込みに出掛ける。夢の中で伝えた自分の言葉が伝わっていなかったことに愕然としたメッツは、実体化してぶん殴ってでもボウを止めると宣言。しかしメッツの実体化直前に薬が切れたボウは敵チームに拘束されそうになった。そのまま実体化したメッツは敵を追い払ってから、ボウのことを殴りつける。胸倉を掴んで説教している最中に時間が切れたが、メッツの言葉を理解したボウはショウからの依頼を断り足を洗うと宣言した。

 ショウと桃仙の密会現場を目撃したショウは、激昂して実体化しショウに切りかかる。そこへ円若、メッツ、シン、イクオがやって来るが、倒すことなく時間切れを迎えた。戦いの最中、一瞬だけ見せた表情を信じたいダイは、ショウに殺された日のことを思い出す。カミジョウの遺体を運ばされたイクオとメッツ、殺しの濡れ衣を着せられたシン、そしてショウが真犯人だと信じたくないダイはショウを問い詰める。ショウは自分ではない、殺した瞬間の記憶がなく気がつけばナイフを握って立っていたと語る。じゃあ誰なんだと憤るダイに、俺が殺したんだと自棄になって叫ぶショウ。ダイはショウに殴りかかり、説教しながら何度も殴る。

「お前は何もわかっちゃいない」

 突然様子の変わったショウはそう呟くと、懐から拳銃を取り出しダイ、メッツ、シン、イクオを撃ち殺した。それを思い出したシンたちは気味悪そうにショウの様子がおかしかったことを語る。ダイも、あのとき何故ショウが自分たちを殺したのか理解できずにいた。

 そこへ、桃仙がやって来る。すると円若が寝返り、使われていなかった式札を桃仙に献上した。そのままダイを倒そうとする桃仙に、謎の男が切りかかる。その男の顔を見た桃仙は驚き、今やるのは得策ではないと判断して身を引いた。その男の顔を確認したダイも驚く。彼は、ダイとショウの恩人であり、ショウが殺した男――王燐会先代会長・カミジョウだった。

 王燐会初代会長の時代、その息子である桃仙と腹心であったカミジョウは親友のような存在だった。しかしその会長が死に、桃仙を王燐会から破門にするという遺言状で桃仙は狂う。全てを父親にささげ、父のため、街のため、王燐会のためにと尽力してきたのに何故だと叫び、会長の亡骸に飛びかかろうとする桃仙にカミジョウは銃を向けた。二代目会長として、初代会長の葬式を汚されたくなかったのかもしれない。

 それを受け、更に怒りを増幅させた桃仙はこの世の全てを破壊し、この世の全てを手に入れてやると言って夜行列車の走る踏み切りに飛び込み、自殺した。

 そんな因縁があるので桃仙を追っているのだというカミジョウは、今日が満月だと気付く。桃仙は霊界と現世を繋ぐ霊界の門を開こうとしているのかもしれないと察したカミジョウは、ダイたちと共に鳥居へ急いだ。

 ショウが修理をさせた鳥居を見て喜ぶ円若を、桃仙は刀で貫く。鳥居の門番である神主がいては邪魔になるからだという。鳥居に一万枚の式札を貼り付け、黒鳥居と化したそこに霊界と現世を繋ぐ門が開いた。幽霊たちに街を破壊するよう指示した桃仙もまた、現世に蘇った。

 鳥居に到着したダイたちは、倒れた円若を見つける。裏切った円若を詰りながらも、事情を聞いた一同は桃仙を追うことを決意。円若は自分の式札で霊界の門を封印して欲しいと言い残して姿を消す。残ったのは四枚の捨て紙だった。

 霊界の門は、開いた者の霊力によって支えられているため、桃仙を倒せば閉じる。桃仙は自分がと名乗り出たカミジョウに彼を委ね、ダイたちはショウを追った。その途中で、霊に襲われるセイジをイクオが、井木をシンが、ボウをメッツが助ける。幽界の門を通って現世に戻ると実体化できるのだ。

 ショウの居場所を突き止めたダイは、再び彼に切りかかる。しかし時折見せる表情が昔のショウを彷彿とさせた。しかし桃仙がやってくると完全にダイのことを殺すつもりで刀を振るう。そんなショウを倒したダイは、彼が桃仙によって操られていたことを悟った。しかし、メッツたちの協力で桃仙を追い詰めたダイの刀の前に、カミジョウが飛び出した。

 桃仙の代わりに刺されたカミジョウに、桃仙は動揺する。そんな桃仙に、カミジョウは初代会長の意思を伝えた。やさしすぎる桃仙に王燐会を背負わせるのを拒んだ会長は桃仙のことを破門にしたのだと。その事実にショックを受けながらも、ショウたちが王燐会としてこの街の未来を作っていくのだと悟った桃仙は現世への未練がなくなったため成仏する。

 そして閉じ始めた門に向かうカミジョウ。このまま現世に残れば生き返ることができるという。決断を迫られたダイは、霊界に戻るという。一度死んだ人間だからと。引き止めるショウやイクオ、ボウ、井木に背中を向け、四人はやることがあると言って門に向かった。円若が遺した「捨て紙」を使って、門を封印しなければならないのだ。

「俺たちの幽劇は終わらねえぜ!」

 

【とりあえずの感想】

打ち切り漫画か。早く終わってくれ。

 

構成メモとかとってないから桃仙とショウの密会タイミングがちょっと違うかもしれません。似過ぎてるし突然はさんでくるんだもの・・・

あと、自分の中で気に食わなかったところの扱いが雑だなって書き出してみて思いました。

次の記事で、このストーリーをもとに感想書きます。