幽劇を観てきたよ その2 初日編
ここからは主観しかないです。
初日(17日)の感想。
●キャストについて
高橋くん:声が割れてる。普通に聞こえたときもあるので、たぶんわたしの耳との相性が悪い。
荒木さん:声が割れてる。炎上の件があったのでそこは仕上げて来いよと思った。
三浦くん:声が割れてる。声変わり?ってくらいひどい。叫ぶとガラッガラ。
●ストーリー・設定について
メッセージ性が皆無ですね。この舞台は何が言いたかったんだろう。友情?努力?勝利?
1.桃仙が線路に飛び込んだ理由が謎
ショックで自殺というより復讐を目的として自殺したっぽいんだけど、桃仙は死後の世界があると知っていたの?だとしたら宗教にハマってたってこと?だとしたらどちらかというとそれを理由に破門になっててもおかしくないよね~って失笑。
オカルト信仰していた描写もないし、本当に何で死後の世界を愚直に信じて自殺できたんだ。死んだ理由を自殺以外にすべきだったと思う。
2.幽霊4人の関係性が謎
ダイはギャングのリーダーなんだっけ?ってくらいリーダー感皆無。好き勝手やるぜ~って雰囲気だけど、それでも他3人がくっついていくからまあまあ慕われてんのかな?くらいのイメージ。リーダーとしての懐の広さが感じられない。
一応ギャングっていうか街を守る青年団みたいな感じのものを組んだっぽいけど。かっこつけてギャングとしよう。まあ田舎の青年団とかヤンキーだらけらしいしね。
しかし、そもそも他3人はギャングなの?
野球やめてグレてたところをダイに声掛けられて仲間入り、とかって話もなかったよね。ガードマンをクビになってたところを拾われた、とかもないよね。シンに至っては井木が庇うレベルの会社持ってたよね。
じゃあ、カミジョウのおやっさんが殺されたタイミングで出会った4人なのか?というとそれも違うっぽいんだよな。
ショウが四人の気配を感じたときに「てめえらそっちでもつるんでんのか」みたいなことを言うから。ちゃんと4人は仲間らしい。
大体、高校出たばっかくらいのイクオとダイ、絶対年齢差あるでしょ。最年少とリーダーなんだからその関係性をわかりやすくするためにも体育会系敬語使わせるとかしないと、やりとりから察することができる関係性が希薄すぎる。行間読みたくても読めない。
3.終わり方がありきたり
ええ~戻るんかい。
個人的には「幽霊のせいで死んだお前達は、幽霊の力で生き返るべきだ」ってカミジョウさんに言われてちょっと悩んで欲しかった。し、それでも「いや、俺たちは死んだ人間だ!」って意地を張って欲しかった。
そして霊界に戻ろうとしたら門が閉じちゃっててずっこけて欲しかった。どうせ内容ないんだからそれくらい振り切れて欲しかった。あとケンチさんのずっこける姿が見たかった。
で、まあ仕方ないから円若の代わりにこの鳥居とこの街を守ってやるか、みたいな感じで大団円すればよかったんじゃないかな~と思います。ちょっと気まずそうにそれぞれを引き止めた相手に会いに行くところまで描いてくれたら完璧だけど。
4.後輩の甲子園って強い未練かな
いまいち納得ができなかった未練は、イクオの未練かな。だって自分で選んだ結果だし、それでセイジが野球を続けられるならそこまで未練はなかったんじゃないかな。
イクオは死んでからセイジが甲子園に進めそうなことを知ったし、高校がなくなるかもしれないっていうのはイクオたちが死んでから急ピッチで決まった話だし。
まあ人によって価値観というのはそれぞれなので、これがイクオにとってものすごい未練だったんだ、って言われたらそれまでだけど。そんな未練のある後輩だったら甲子園に出れるかも!っていうことくらい知っててもおかしくないと思うんだよな~。
この辺の解釈が深い方に是非解説を伺いたいところです。
以上が初日見て感じたこと。とにかく推しのビジュアルが最高だったので。7000円出す価値はあったな~と感じました、初日は。