雑記

(Twitterに書くには長すぎる感想)

幽劇を観てきたよ その5 思い出したこと

思い出した!よかったところを思い出した~!と思って連続投稿。

大したことじゃないんですけど。

 

キャラクターたちの名前の話。

幽霊たちの現世での忘れ物たちとの対になってる感がね、好きでした。下らない言葉遊びが好きなオタクです。

 

ダイとショウ

、あとdieを掛けてるのかなと思いました。血は繋がってなくとも兄弟っぽくてとてもよき。

 

シンと井木

死んでいる」と「生きている」を掛けているのかなと思いました。

 

メッツとボウ

これはわかりやすく滅亡から取ったんだと思うんですけど。死・死の可能性もあるか。でも滅亡からとっていて、二人でようやく一人前っぽい感じだと嬉しいです。ここのコンビが割と好き。

 

イクオとセイジ

これだけ本当にわからないんだけど育成から取ってる?生きると生きるだとしたら、この二人には光しかない…光属性の二人だ。でもそうなるとメッツとボウは闇属性の二人になってしまう…そんなはずはない……

 

そういうネーミングセンスだからこそ、もっとガッツリコメディ路線でドタバタやって欲しかったところはある。西暦2030年のギャングなんだから刀とか要らない…サイレンサー付の銃で心理戦…コメディからかけ離れるから騙されたときの反応を大袈裟にして…まったく別の話が一本書けそうだな。マイナス方面から創作意欲が刺激されるのはさすがに悲しい。

 

あと、細かいところで「ショウ体をつきとめる!」とか「それがお前(ショウ)の本か!」とか「気に戻れ、ショウ!」とか言ってたの毎回笑いを堪えるのが大変だった。

多分意図的に入れてると思う…寒いオヤジギャグなんだけど寒すぎて逆に笑えてきちゃうのと、周りが誰も笑ってないのがまた笑えてきちゃうやつ。

もし意図的に入れたわけじゃないなら、普通に語感が悪いので変えた方がいいと思います!

 

桃仙と神上は何かあるのかな~…浮かばないな。

 

 

以下、また愚痴みたいな感じだから嫌な方はどうぞ読まないで下さいね。

 

構成というか脚本について思い出したこと

 

ガッツリネタバレなんですけど、ダイがショウに対して「お前の弱さが桃仙に付け入る隙を与えた」みたいなことを言うシーンがあってですね。

その時点でダイはショウが桃仙に操られてるってわかってそうなセリフじゃないですか。

でもね、その後何手か殺陣を経てショウを倒し「そうか、わかったぞ。ショウを操っていたのはお前だな、桃仙!」って言うんですよ。

桃仙「やっと気付いたか」

わたし「それな????」 桃仙こんなセリフなかった、完全にわたしの心の声だった

さっき気付いてたっぽかったじゃん!何かそれっぽかったじゃん!

 

わかっていたけどダイって結構アホなキャラだと思う。あんな、この世の男性美を詰め込んだ彫刻のようなビジュアルなのに。(どうでもいいけどわたしはケンチさんのことを精巧に作りすぎたせいで動き出してしまった彫刻だと思っています)

まあキャラクターとしては高校も出てないっぽいものね。でも、あまりにも見た目が研ぎ澄まされていて(主観)全然人情味を感じないんだよね。

あの見た目で、最初の方は「俺は好きにやらせてもらう」なんて言ってたのに、イクオの後輩であるセイジが大会前に暴力を振るわれ足を痛めるところでは「許さねえ」とか言っててキャラがブレブレ。

これだけキャラが薄っぺらいと、ただただ顔と身体が最高な男じゃねーかありがとな

 

 

本当に、深く考えるとドツボに嵌まってずぶずぶ心が闇に染まる舞台だと思いました。

一週間前に少年社中の『モマの火星探検記』を観劇したのですが、宇宙空間と地上での出来事が交互に起こるのに、シーンの切り替えや時系列が大層わかりやすかったので、脚本とか演出は大事なんだろうなあと思いました。

(そもそもモマは宇宙飛行士の毛利さんが原作小説を書かれているので、脚本の組み立て方とかは違うかもしれないけど)(でもキャラクターにも厚みを感じた)

終わった後、あそこはもっとこうして欲しかった、というのもほとんどなかったし。チケットも7800円でそんな変わらないし。

 

ストーリーを見せるための舞台じゃなかったんだろうなって思いました。

多分ね、観に来たお客様の「お目当て」の方のかわいいところや格好いいところを見せるための舞台だったんだよ。そう思えばまあ、それに7,000円出すもんな。何回も言うけどビジュアルが最高なんだよ!!ってな。喜んで諭吉を投げつけて3000円のおつりを貰いますとも。

作品の目的がストーリーなんだって売り方をしたいんだったらそれは違うだろってなる。(ちなみにわたしはDVD買うか悩んでる。だって推しがずっと映ってるわけじゃないし一番好きなシーンが他の人のアップだったりしたらたまらない。あとN田殺陣は映像で見ても全然楽しくない。)

これが本当に面白くて最高のストーリーだと思っているなら、才能がな…一旦落ち着いて原作ありきの脚本を立てることから練習して欲しい。できれば2.5みたいな漫画原作じゃなくて、小説や絵本のようなやつで。

ちゃんと軸になるキャラを定めて、スポットを一人に当てて丁寧に作ってみて欲しい。出演者全員ファンが多そうだからとりあえず全員出番を増やそうみたいなところあった。全員にちゃんとストーリーがあるんだよってしたかったんだろうし、それは悪くないんだけど、バランス考えて~!って感じ。ダイとショウ、神上と桃仙にスポットを当てたいなら尺の配分一緒にしちゃあかんやろ。

まあ推しがたくさん出てきてくれるのは目の保養になるから有難いし嬉しいからいいんだけど。もうこっちがそういうテンションで観てしまっているので、一生懸命演じている役者のみなさんに罪悪感すら抱き始めた千秋楽。

あと、ケンチさんの役ゴリ押しされてたら多分若手俳優ファンの方々の間でめっちゃ炎上しそうだからこれくらいで良いんだけど、せめて他キャラの過去に関するエピソードでリーダーっぽく関わらせて全体をまとめるポジションにすべきだっただろ。

主演だからって別に一番目立たなくてもいいけど、ストーリーの軸にはなっててほしかった。本当にブレッブレ。

桃仙が主演っていうのも見かけたけどそれもまた違うし、ショウも違うと思う。(腐った意味じゃなく、ショウは誘拐・洗脳系のヒロイン枠)

 

たとえばラスト近くの、桃仙が放った実体化幽霊たちにそれぞれの「忘れ物」が襲われているシーンで、一人ずつ出て来るんじゃなくて、四人で出てきて「ショウのことは俺たちに任せろ!お前はこいつを守ってやれ!」とか「後から追いかけて来いよ!」とかって三人、二人、減っていってひとりでショウと対峙するとかの方が、4人は仲間なんだ!ダイはリーダーなんだ!っていうのが出てよくない?

シンと井木のシーンにダイがいて、「クズ科学者が」みたいなことをダイが言って、それに対して「こんなやつじゃ…こんなやつじゃなかったんだ!」みたいな反論あった方が人間性が出てよくない?

まああんまり書くと、わたしの妄想が二次創作になっちゃうからこの辺にするけど。

 

起承転結の順番が、承起転承転結みたいな感じだからわかりづらいっていうのもあるか。出だしで殺陣持ってきて話を若干ぐだぐだにするのN田っぽい~!!

もう文句ばっかりになってきたので閉じますが、本当にそれぞれの推しを観る分には最高の舞台だと思う~まあキャラクターが解釈違いだったりしたら死ぬけど。

まあでも大体みんな格好良い系で、腐媚…かわいこぶりっ…可愛い系には可愛い系が宛がわれていたし、いいのかな。井阪くんの役だけは受け入れて貰えるのかわかんないけど。わたしは馬鹿キャラ好きじゃないけど一周してかわいいと思ったよ。

 

さ~千秋楽行ってきます~!